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受験のプロ~テストの点数を上げる方法~

どの世界でもプロがいるように、受験においてもプロが存在する。受験のプロといっても今日の話は指導側ではなくて生徒側のプロのお話。

高校野球を見ていて思うことは、エラーがプロと比べると非常に多いなと。もちろん高校野球はエラーがあるからドラマが生まれるし、面白いのだけれども、負けた側を応援していると、あのエラーがなければ勝っていたと思われる時がしばしば。
勝っているチームはエラーの回数が他校より少ない。
エラーを減らす努力はされているのだろうけれど、きっと難しいのだろう。
ただ、プロになるということはこのエラーを極力なくさないと使ってもらえなくなる。

プロとアマの違いはエラーの回数だと考えることもできる。

そうすると受験においても同じことが言えて、公立高校の問題はそこまで難しくはないので、ミスの回数で合否が決まるといっても過言ではない。
ミスをしない子は高得点をとれているし、ミスが多い子は練習では点数が取れているのに本番では取れない。

ミスが減らない理由はいくつかあるが、一番多いと思うのはミスに対して過小評価していることで、そのために修正がされず毎回ミスをする生徒が多い。
間違えた個所を、「ケアレスミスだから問題ない」とか「凡ミスだから大丈夫」などという生徒が多い。「理解はしていたのだから大丈夫。次は取れる」と思っているのだろうが、そういう子は次も絶対同じことをしている。
野球で考えるとわかりやすいと思うが、エラーをしてしまって「凡ミスです」といってそのエラーを軽い気持ちで流していると一向にエラーは減らないと思う。
エラーを減らすためには同じシチュエーションでたくさん練習をして技術を向上させるしかないが、勉強でも同じだと思う。

ミスをしてしまったのなら、やはり類題をこれでもかというぐらい解いて、絶対に間違わないくらいにやらないとまたミスを繰り返してしまう。
もちろんこれは大事なことだけれども、今日一番心にとめておいてほしいのは、ミスをしたときに言い訳をしないということだ。ケアレスミスとか凡ミスとかで片づけるのではなく、そのミスを真剣に受け止めてほしい。野球におけるエラーと同じように。ミスをしたことを大げさなくらい重大に考えていってほしい。ミスはありえないというくらいに受け止めていってくれれば、受験のプロになれるし、難しいことをやらなくても志望校には合格できるようになる。

受験勉強を始めるにあたり、まずは気負って難しいことをやるのではなく、簡単なミスを減らすこと、そしてなくすこと。これが受験勉強の最初であり終わりでもあると思います。

受験生だけでなく、中2や中1の子たちも道コンや定期テストで取れなかった場合はまずミスをどう受け止めたかを考えてみてください。安易にミスを考えていないか。成績を上げたいのなら、まずはミスを極力なくすようにと心構えを変えましょう。これが受験のプロへの最短の道です。

ミスは一朝一夕には減りません。受験生はあと半年。いまから意識を変えていこう!

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