無事各学校で定期テストが終わり、結果も却ってきています。
今回のテストで伸びた子、伸ばしきれなかった子と分かれる結果となってしまいました。
西野中の子の多くは成績が伸びたものの、手稲東中の子は伸び悩んでしまいました。
うまくいった子に共通しているのはテスト対策で何度も強調した「できるようになるまでワークの問題を解く」を忠実にやり遂げた子たちでした。
1年生の98点や、2年生は20点アップの85点、3年生でも95点など結果を残せています。
一方うまくいかなかった子は手稲東中に多いのですが、「できるようになるまで」やれていない場合と、テストが1週間伸びてだれてしまったことや、また入試を意識した難易度の高めの問題が出題されたことの複合要因で苦戦してしまいました。
3年生のうち、失敗してしまった子たちには個別面談を実施しましたが、失敗の原因として、勉強時間は確保できていたがこなした量は十分できていないこと、集中してできた時間が少ないことがあげられました。また、1時間目のテストに失敗して、気持ちの整理ができないまま2時間目に突入してしまい、実力が発揮できなかった子が多かったのも目立ちました。
それぞれ面談の中で解決方法を一緒に探りましたが、今回の経験を活かして次回のテストやその先の入試につながるようしてほしいと思います。
また、テスト勉強において最も大事なことは勉強中にスマホを見ないことです。
成績が良くなかった子、時間をかけた割に点数が取れなかった子は、スマホを机の上に出したまま勉強していませんでしたか?
スマホをそばに置いたまま勉強するのは最も成績が伸びない行動だと思います。勉強するときは電源を落として遠くに置くか、親に預けてから勉強しましょう。
それだけで同じ時間勉強するならば結果は大きく変わってきます。成績上位者は勉強中スマホをまず見ていません。
また、計画を立ててやった子もいますが、1週間単位で計画を立ててやっている子と、全体の計画だけでやった子とでは最終的な目標達成度が異なっています。
全体の計画を立てただけであれば途中で計画倒れになってしまうことが多いです。
1週間単位、もしくは1日単位での計画を立て、日々計画練り直しながら努力してみてください。
これに関して要望がありましたので、次回は希望者に計画表を作成して渡すことにいたします。
まとめてみますと、1、2年生は
ワークをできるようになるまでやったか、やり切れていないか
スマホを見ないで勉強したか、スマホをそばにおいて勉強したか
が今回のテストの分かれ目であり、
中3は同じく、ワークをできるようになるまでやったか、やり切れていないか
時間当たりの集中力、つまり多くの問題を解いたか、周りとお話しながら解いてしまったか
に分水嶺があるように思います。
次回はこれら2点にまず注意しながら取り組んでいきましょう。
また、塾内のスマホの持ち込み制限も合わせて検討していきます。
さらに、各学年共通で普段の睡眠時間も多々影響を与えたのではないかと思えるところがあります。
中学生の睡眠時間としては11時就寝が望ましいです。
12時以降に睡眠をとっている生徒の多くは、学校で眠い状態で授業を受けています。これではトータルの勉強時間が半減してしまい、塾で頑張っても学校で眠くなっていない生徒との差は大きくなっていってしまいます。
何時間寝たかも大事ですが、何年も生徒たちを見てきて、何時に寝るかの影響が大きいように思えます。
これはテスト前だけではなく、普段の日常から11時に寝るようにしてみてください。成績上位者の多くは11時前に就寝しています。
ちなみにその成績上位層はテスト直前も、変わらず早寝をしています。睡眠時間を削って勉強している子は、たいてい自己満足になっているだけです。やらないよりはましかもしれませんが、時間効率はかなり低いです。こちらも合わせて見直してください。
成績が上がらないのはその人の能力が低いからではありません。その多くは正しいやり方をしていないのが原因です。
・やり切ること
・スマホを見ない
・早寝
成績を上げたい場合はこの3点を実施してみてください。