成績が最も伸びる生徒は、勉強に対して自立できている生徒であることははっきりしているのであるが、そういう生徒は少ない。

勉強の仕方がわからないということが課題として通っていただいているが、点数を取れる勉強方法を身に着けてもらえれば9割、9割5分と伸びていくだろうと思う。

成功の秘訣は勉強の習慣化があるということが大きいが、習慣がないこの場合はどう身に着けていくことができるのかを考えてみたい。

習慣の力はとても大きいことはいろいろなところで語られているので（『7つの習慣』など）、習慣の力そのものについての説明は省略するが、身に着け方を考えてみると、筋トレなども自発的にできない場合は、部活の顧問の先生やコーチからチェックを受けながら毎日やることで途中から義務から習慣になっているのではないだろうか。

実は勉強も同じことが可能で、手前みそにはなるが、自分の母校では義務自習というものがあって夜8時から11時まで毎日3時間（学年が上がると時間数も上がるのであるが）勉強を強制されていた。1年生の時はチューターと呼ばれる2年生の監視下できちんと勉強しているか監督され3時間の勉強時間を確保された。

不思議なもので、3，4か月もすると3時間の勉強もそれほど苦ではなくなってきて、1年が経過するころには自主的に勉強できるようになった。

いまは塾では授業時間のみが義務になっていますが、新学期からは勉強の習慣を身につけるために義務自習時間を設ける予定です。