**札幌開智通信ブログ**
VRでの授業ってどんなことができるのでしょうか?
残念ながら本格的な教育ソフトはまだ存在していませんが、日本や世界の様々な場所の映像などがあり、地理の学習は可能です。それも360度映像を使った場合、いままでのTVや映画館でも味わえない臨場感を伴った体験型学習が可能です。
また、この体験型学習に関して私が期待しているのは、特に歴史教育に使用した場合です。
いままでの歴史の学習は机上のものが大半で、一部写真などで歴史上の作品に触れるたり、映画なので当時の再現動画として味わうことはできても、歴史の当事者のごとく臨場感をもって感じることはできませんでした。それがこのVRを使うことによって可能になるのです。具体的には本能寺の変の織田信長の末期を信長の視点で体験したり、関ヶ原の戦いをまさに戦場のただなかで体験することはどれほど記憶に残りやすいでしょうか。
私は歴史は未来学であると考えており、歴史を学ぶことはこれからの自分の将来において判断材料として大きな意味を持つと思っています。
しかし子どもたちにとって歴史に興味を持てず歴史を活用する前の段階で止まってしまうのならば、それは本当にもったいないと思います。だからこそ歴史を学ぶきっかけとして歴史に興味を持ってもらうためにも、このVRに期待を寄せてしまうのです。