**札幌開智通信ブログ**
「やる気に関する驚きの科学」(リンクは下に貼っています)
インセンティブがマイナスになることがあるとは。。
物で釣っても逆効果があるのですね。
気を付けなければ。
やはり目標を持たせることが大事です。
ダニエル・ピンク: やる気に関する驚きの科学 | TED Talk
(一部抜粋)
サム・グラックスバーグ という科学者が 行った 実験をご紹介します. この実験でインセンティブの力が わかります.
彼は参加者を集めて こう言いました「この問題をどれくらい早く解けるか 時計で計ります」 そして1つのグループには この種の問題を解くのに 一般にどれくらい 時間がかかるのか 平均時間を知りたいのだ と言います .
もう1つのグループには 報酬を提示します .「上位25パーセントの人には 5ドルお渡しします. 1番になった人は 20ドルです」 数分の作業でもらえる金額としては 悪くありません. 十分なモチベーションになります .
このグループ(報酬があるグループ)は どれくらい早く 問題を解けたのでしょう? 答えは 平均で― 3分半 余計に 時間がかかりました. そんなのおかしいですよね? 人々により良く 働いてもらおうと思ったら 報酬を出せばいい. しかしここでは 結果が違いました. 思考が鋭くなり クリエイティビティが加速されるようにと インセンティブを用意したのに 結果は反対になりました. 思考は鈍く クリエイティビティは 阻害されたのです .
「タスクが機械的にできるものである限りは 報酬は期待通りに機能し 報酬が大きいほど パフォーマンスが良くなった. しかし認知能力が多少とも 要求されるタスクになると より大きな報酬は より低い成績をもたらした」
「これをしたら これが貰える」 というやり方は 状況によっては機能します. 単純なルールと 明確な答えがある場合です.しかし多くの作業では うまくいかず 時には害にすらなります .
内的な動機付け vs 外的な動機付け, 自主性・成長・目的 vs アメとムチ どちらが勝つのでしょう? 内的な動機付け, 自主性・成長・目的が ノックアウト勝利します.自主性・成長・目的は物事をする新しいやり方をする構成要素なのです.
高いパフォーマンスの秘訣は 報酬と罰ではなく 見えない内的な意欲にあります. 自分自身のためにやる という意欲 ,それが重要なことだからやる という意欲 .